Edo masterpiece · 1/7江戸のからくり師が、ひとつのぜんまいに一年を詰めた
万年自鳴鐘は、からくり儀右衛門と呼ばれた田中久重が1851年に完成させた機械です。六角形の各面が別々の暦を表示し、頂上の天球儀では太陽と月が京都の空を運行します。そのすべてが、台座の中のぜんまいひと巻きで約一年、連動して動き続けます。
考証の正: 東芝レビュー (2005)「万年時計の機構解明」。
モデルをひと回りして、六つの顔と天球儀がひとつの機械につながっていることを確かめます。30秒発見ボタンで見どころへ一気に跳べます。
節気穀雨
刻昼八つ(未の刻)
暦水曜・己酉・旧暦2日
ぜんまい残り約237日
30秒発見
気になる見どころを選ぶと、レイヤー・速さ・注目点をまとめて切り替えます。
数字で驚く
- ぜんまい: 厚さ1.9mm・幅65mm・長さ約3mの真鍮帯(巻いて直径120.5mm)を4個。鋼のばね材がない時代に素材から自作。
- 稼働時間: ひと巻きで約一年。当時の和時計は数日ごとの巻き直しが当たり前。
- 部品: 1,000点超、ほぼすべて手作り。
- 表示: 六面+天球儀で7系統。不定時法・定時法・節気・七曜・干支・月齢・天象を一台で。
- 第2面(節気と日付)だけは唯一の手動面。ぜんまいを巻いた日を書き込む記録盤で、他の五面と天球儀が連動して動く。
- 明六つ・暮六つは日の出入りちょうどではなく、約44分(盤上で約11度)夜側にずらしてある。空の明るみで一日を区切る久重の設計。
- 天球儀の1回転は24時間ではなく23時間56分3秒(恒星日)。1枚のリングに外歯365・内歯364を刻んだ特異歯車が、そのわずかな差を作り出す。
部品図鑑 — 全97種・702点を台帳のまま公開
推測は推測として示します。「復元推定」は一次資料に記載のない作業仮説の部品です。部品を選ぶと3Dの該当箇所が光り、動力からの道のりをたどれます。
実測86・文献64・類推24・復元推定528(点)
動力部
洋時計(調速)
時方分配
打方
和時計
天球儀
外装
締結類
最初の発見と3D操作を試せます。Stellaですべての発見ステージが開放されます。